おはようございます♪
本日の作業ブログ・・・・
4AGエンジンのO/H作業!!
ブロックのブラックアウト完成♪
腰下から組んでいきますが、今回(というか予算が許す限り毎回やってますが)
クランクのラッピングを行っています。
これはフリクションロスの軽減・メタルのカジリ防止等に効果があり
見た目でもはっきり違いが分かりますが、手で触ったら滑りが全く違うのです!
施工前
施工後
見た目で全然違うでしょ!?
いかにも滑りそうな感じでメタルにはやさしい事間違い無し!!(笑)
メタルを組み付け、ペーストを塗っていきます。
これはエンジン組んで一発目の始動時にドライスタート(油膜が切れている状態)
しないように摺動部には全て塗って組み込んでいきます。
昔はエンジンオイルを塗りながら組んでいくのが一般的でしたが
ペーストの方が油膜を厚く・長く保持してくれるので僕は
ペーストを愛用しています。
クランクキャップボルトのネジ&座の部分にARPの
モリブデンペーストを塗って・・・・
何度かに分けて規定トルクで締め付け。
オイルポンプは点検がてら全バラして綺麗に洗浄。
ここもペーストを塗って・・・・
リリーフバルブのスプリング部分にワッシャーを入れて油圧UP!
あっ、書き忘れてましたが、ヘッドに上がるオイル通路に真鍮製の
オリフィスを入れてオイル量を制限し、腰下に掛かる油圧・オイル量を
確保しメタル流れに気を使います。
カムの回転はエンジン回転数の半分ですし、少量のオイルでもOK。
カムが逝ってしまう事はほぼ無いし、ヘッドへ上がるオイル量が少なければ
ブローバイに生のオイルが混入することも少なくなりますからね~!!
そんなこんなでただマニュアル通りにエンジンを組むのでは無く
各部に拘ってSIGNAL色を出したエンジンを組んでます(^^)
まぁ、組んでしまえば外からだと何も分かりませんけどね~(泣笑)