おはようございます♪
AE86の作業は部品待ち状態なので・・・・
GX61マークⅡの作業を(^^)
オーナーさんは物凄くマメにメンテナンスされる方で定期的に
油脂類を交換しています。
今回の入庫は・・・全ての油脂類を交換して、マフラーをヒットして
異音が発生しているので修理して欲しいという依頼です。
リフトに上げて腹下を確認するとマフラーは酷いことになってました(T_T)
純正エキマニ(フロントパイプ)から曲がっていて位置がおかしい事に。
フロアに当たって異音が出ています。
中間のフランジを引っ掛けたみたいで・・・
5センチぐらいバックしています(笑)
フランジの後ろでたくれていたのでリアマフラーのオフセット量は
3センチぐらいかな!?(笑)
タイコも斜めになってます(>_<)
で・・・・
フロントパイプ部分が低いので角度を修正すると共に
フロアに沿わせるように上げました。
修正前
修正後
(中間タイコはオーナーさんの希望でストレートに)
フランジはまた打つといけないのでパイプで繋いで一本物に加工。
ハンガーは一度切り離し、マフラーを持ち上げる方向に
テンションを掛けて再溶接。
一番低くなるメンバー部分もご覧の通りワンオフならではのクリアランスに♪
タイコも真っ直ぐ!!(^^)
これで前よりかなり擦らなくなると思います!!
通常はTIG(アルゴン)溶接機をメインで使用していますが
今回修理したマフラーは鉄にアルミめっきを施したアルスターという
材料が使ってあり、TIG溶接だと付かない事はないのですが
綺麗にビードが出ないしちょっとはじいたような状態になるので
半自動溶接機にて溶接しました。
そしてオーナーさんの希望でブラックアウトして欲しいという事でしたので
耐熱塗料にて塗装しました。
これからも長く大事に維持して欲しいです(^^)
他には・・・C35ローレルの作業を。
追加メーターの調子が悪いので見て欲しいと。
リンク式のメーターで3連付いているのですが、その中で
ブースト計のみが調子悪いという事だったので、メーター本体が悪いかもよ!
と説明したのですが、見れる範囲で見て欲しいと言われるので配線を点検。
するとこんな状態に!!(>_<)
絶縁テープはされてないし(してたけど剥がれた???)、手で触ったら
接触部分もグラグラしてるし・・・・常時電源を供給しないといけない配線には
アクセサリー電源が・・・イルミネーション電源にもアクセサリー電源が・・・。
勿論、アース線も同じような状態ですorz
メーターの作動不良と直接関係があるかどうかは分かりませんが(他の2個は
正常に動いているみたいなので)こんなもの見てそのままに出来る訳も無く・・・
電源の取り直しをして全ての接続部分にはスプライス(圧着端子)を使用して
しっかり結線し直しました!!
追加メーターなのでまだ良かったですが、コンピューターや例えばETC等で
こんな事してたら重大な事故に繋がりかねないし、大電流が流れる場所だったら
発熱して最悪火災になる事だってありますからね~!!
1トン以上ある車輌が何十キロって速度で走るわけですから自分自身の命もですが
場合によっては簡単に人を殺しかねないという危機感を持ってちゃんと
メンテナンスやパーツの取り付けをして欲しいものです(願)